4/25 津波の霊たち/リチャード・ロイド・パリーを読了。

震災から7年が過ぎた。
震災当時、父が赴任でいわきにいて地震、津波の被害を目の当たりにした。
私は、東京にいて高層ビルにいて耐震構造によって震度以上に揺れて
結構怖かったも(^O^;)、あと東京の人はちょっと困ったぐらい。
軽く水が不足したり、帰宅できなかったり。
現地の、映像は目にしていたものの・・・

傍観者

この本を読むと、恥ずかしいぐらい知らなかったことが多かった。
あまりニュースも見ない方なので本当に知らなかったと思うが、
ひょっとしたら目や耳にしていたかもしれないけれど、
時間とともに薄れていったのかもしれない。

この本のタイトル
「津波の霊たち」
となっているけれど、幽霊話もちょっと載っているけれど、
本質はそこではなく、基本的には大川小学校と取り巻く問題についてだと思う。

当事者ではない傍観者でしかない私達としては
大川小学校のような人災を二度と起こさないことにつきると思う。
裁判に関することは収まってきているようではあるが、
何があったのか、逃げていないで話せる時がきたらでもいいから
真実は明らかにしてもらいたい所だ。

幽霊話は少し以前にも耳にしたことがあったが、
この本を読んでいて思ったのは
通常、幽霊話というのは少し怖さを感じるのだが、
この本では、ただただ悲しい気持ちになった。

東京で大地震が起こったなら
東京湾から津波が来るだろうか?と考えてみた。
今住んでいるのは台東区だが、距離的には来ないんじゃないかなー
なんて簡単に見た感じそう思ったが、
それよりも地震の被害の方が大きそうだ。
津波や地震について、防災マップ的なやつを今一度見直して
物質的な備えもそうだけれど、起きた時ちゃんと行動できるよう
訓練練習シュミレーションをせねばなぁと。

 

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